Una luz que perdura 『ひかりは たもち』 宮沢賢治日西バイリンガル詩選集
彼の詩を読めば、だれもがその人の名を思いうかぶに違いない。
宮沢賢治はそんな稀有な詩人のひとりである。彼の詩は繊細な輝きを放ち、日本人の心を打つ。
まばゆいばかりの世界の美しさ、深い精神性、愛する人を失った痛みなど、明滅する真実の時を
とらえる誠実かつ純粋な優しい詩を詠っている。
宮沢賢治の詩、それは深い抒情性と洗練された普遍性への理解が浸透した、人間と自然への愛の詩である。
「はやしのくらいところをあるいていると
三日月がたのくちびるのあとで
肱やずぼんがいっぱいになる」 (一本木野 より)
宮沢賢治『春と修羅1-3』、『詩ノート』、『疾中』、『手帳』より50作品を収録
春と修羅
恋と病熱
永訣の朝
松の針
無声慟哭
風景とオルゴール
告別
あすこの田はねえ
眼にて云う
雨ニモマケズ、 他
著者名:宮沢賢治
翻訳及び序文:星野由美、ダビッド・カリオン
出版年:2022年10月
ISBN: 9788419035325
備考: 244p, 130 x 200mm, スペイン語・日本語・ローマ字の3言語標記